エプロンの素材や種類は意外と多い? 用途に合わせた選び方を徹底解説!
キッチンでの作業を手助けするだけでなく、ファッションアイテムとしても注目を集めるエプロン。その素材や種類は、一見するとささいなものに思えるかもしれませんが、実は意外と多彩なバリエーションが存在します。本記事では、さまざまな用途に合わせたエプロンの選び方を徹底解説します。料理好きな方からファッション愛好家まで、幅広いニーズに応える一枚を見つけるためのヒントをご提供してみたいと思います。
エプロンの素材
エプロンに使用される一般的な素材といえば、綿、ポリエステル、ナイロン、リネン等があり、それぞれ特徴や用途による違いがあります。そこでここではそれらの違いについてご紹介いたします。
綿素材
Tシャツやスウェットなど、カジュアルウェアの素材としてよく利用されている綿素材は、エプロンの生地としても代表的なひとつです。綿素材のエプロンは通気性があり、肌触りが柔らかで吸湿性に優れています。料理や家事中に汗をかくことも多いため、こういった特徴のある綿エプロンは非常に重宝されます。また、綿素材は洗濯が比較的容易なのも特徴です。
綿と言っても厚手なものから薄手なものまで様々ですが、厚手なものだとデニム素材のエプロンなども存在します。カジュアルでオシャレな印象を与えると共に耐久性にも優れているため、業務用としても人気があります。
さらに日本では古くから帆前掛けという、腰から下を覆うエプロンの一種が存在します。これも厚手の綿生地を使用しています。汚れを防ぐ目的以外に、重いものを持ち運ぶ際の腰への負担の軽減としても重宝されてきました。
ポリエステル素材
ポリエステルもまた衣類の生地としては広く一般的です。ポリエステル素材のエプロンは耐久性が高く、シワになりにくいという特徴があります。また、綿生地に比べて撥水性があるため、油汚れや水しぶきから衣服を保護するのに適しています。
ナイロン素材
ナイロン素材は耐久性があるため、長期間の使用や頻繁な洗濯にも耐えることができます。キッチンでの調理作業や業務用途で頻繁に使用されるエプロンとして適しています。また同時に軽量性や撥水性も併せ持っています。作業中に身に着ける負担を最小限に抑えつつ、調理中に飛び散る水や油から身を守り、衣服を汚れから守る役割を果たしてくれます。
リネン素材
リネン生地はエプロンの素材として特に夏場や高温の環境で人気があります。通気性が高く、空気の循環を促進してくれる上、汗などの湿気を素早く吸収し乾燥させる特性があるため、エプロンとして着用した際もムレにくく、着心地が涼しいのがその理由です。また、リネンは比較的強い繊維でできており、耐久性があります。適切に手入れをすれば長く使うことができ、洗濯にも強いというのも利点です。
エプロンの種類
形状から見るエプロンの種類は大きく分けるとふたつ、胸当てエプロンと腰エプロンの二種類があります。が、じつはそれぞれの中でもさらにいくつかに細分化されています。そこでここではその代表的なタイプをご紹介してみたいと思います。
胸当てエプロン
料理や調理作業などで食材の飛び散りや調味料の跳ねなどから、胸から下を広く守ってくれるタイプのエプロンで、一般的には家庭などで使用するのもこのタイプが多いのではないかと思います。この胸当てタイプは大きく分けて、たすき掛けタイプとHタイプが存在します。
たすき掛けタイプ
首から肩にかけて紐やストラップで吊るして使用するタイプのエプロンです。背中側でクロスするように紐を通すことで、胸元から腰、さらには膝上くらいまでを覆えます。腰部分で紐を結んで留めるため、着る人の体型に合わせてサイズ調整ができ、体にフィットさせやすいため安定感があります。
Hタイプ
前から見るとたすき掛けタイプと同じ胸当てエプロンに見えますが、背中側から見ると紐がアルファベットの「H」に見えるタイプです。一般的にHタイプはボタンなどで留めるものが多く、紐を結んだりする必要がないため、着脱が簡単にできるのが利点です。ただしその分フィット感には欠けているため、見た目もやや寸胴気味に見えてしまいます。
腰エプロン
腰エプロンはその名のとおり腰から下を覆うタイプで、ウェイターやソムリエ、サロンなどのユニフォームに多く使われるエプロンです。もちろん腰から下の衣服を汚れから守ることもできますが、どちらかというとそのお店のコンセプトやイメージに合わせたユニフォームとして多く利用されています。
腰から下の長さによって、ロングタイプ、ミドルタイプ、ショートタイプに分けられます。また日本伝統の帆前掛けも、この腰エプロンに分類されます。
ロングタイプ
足首くらいまでの丈の腰エプロンをロングタイプと呼びます。丈が長い分、身につけた際にスラッとしたスタイリッシュな印象を与えやすく、ソムリエなどのユニフォームとして利用されることの多いタイプです。オリジナル名入れも可能ですが、どちらかというとワンポイント程度で名入れするのが主流です。
ミドルタイプ
腰から膝あたりまでの丈の腰エプロンをミドルタイプ、またサロンエプロンなどと呼ばれます。レストランやカフェのウェイター、また花屋、美容院などのユニフォームとして多く採用されています。上半身はあまり汚れず、立ったり座ったりの多い現場に最適です。
ショートタイプ
ショートタイプは腰から膝上までの長さのエプロンを指します。衣服や体に付着する汚れを防ぐと言うよりは、大きなポケットを備えて、業務に使用する道具を収納するためのものとして利用されることの多いタイプです。そのためミドルタイプと同じく、美容院や花屋などのユニフォームとしてよく利用されています。
帆前掛け
耐久性に優れた帆船の帆を素材に使用したことからこの名が付いた帆前掛けも、タイプ的には腰エプロンに分類されます。丈はロングタイプとショートタイプの二種類があり、基本的には厚手の綿素材になります。腰部分の紐をしっかりと締めることで重いものを持ち上げた際の腰痛の発生を予防できることから、日本では古くから酒屋などのユニフォームとして利用されています。また昨今では、大衆的な居酒屋のスタッフユニフォーム用としても人気があります。
エプロンの選び方のポイント
エプロンを選ぶ際には、使用目的や好み、快適さなど様々な要素を考慮する必要があります。以下に、エプロンを選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。
サイズの確認
エプロンは身体にフィットするサイズを選ぶことが重要です。長すぎると動きづらく、短すぎると保護効果が低下します。調節可能なストラップが付いているタイプも昨今は多くありますので、そういったものを選ぶことをおすすめします。
素材の確認
上にもご紹介したようにエプロンの素材には様々なタイプがあり、特性も変わってきます。どういった用途でエプロンを使用するかを考え、それに合った素材のものを選ぶと良いでしょう。
デザインと機能性
例えばお店でのユニフォーム用としてエプロンをする場合、お店の雰囲気やコンセプトにあったデザインを選ぶべきです。シンプルな無地タイプでも様々なカラーがありますし、当店のように、オリジナルの名入れプリントや刺繍が可能な業者もあるため、デザインに悩んだ場合はそういった業者に相談してみるのも良いかと思います。
また、デザインはもちろん重要ですが、機能性も見逃せません。ポケット付きのエプロンや調節可能なストラップなど、そのエプロンに備わっている機能もチェックする必要があります。特にポケットはあらゆるシーンで必要となるため、ポケットがいくつあるのか、どのくらいのサイズなのかを予め調べておくと良いでしょう。
洗濯方法
頻繁に使用し汚れやすい環境で使用するエプロンは、洗濯が容易であることが重要になります。洗濯機可か手洗いが必要か、また乾燥機の利用が可能かを確認しましょう。
さらにオリジナルデザインの名入れプリントをする場合も、洗濯をした際にどうなるか、その耐久性を業者に聞いておくことも大切です。例えばシルクスクリーンプリントなどの場合は繰り返しの洗濯でもすぐに色褪せることはないためおすすめです。
まとめ
というわけで今回はエプロンの選び方についての解説でしたがいかがでしたでしょうか。エプロンは料理や家事をする際の必需品であり、素材やデザイン、機能性など様々な要素を考慮して選ぶことが重要です。自分のライフスタイルや使用シーンに合ったエプロンを選び、快適な作業環境を整えましょう。
またキラメックではエプロンのオリジナル製作も承っております。エプロン自体の種類も豊富に取り揃えておりますので、ご利用になられる環境等をお教えくだされば最適なアイテムをこちらからご提案させていただくことも可能です。そしてもちろんオリジナル名入れの製法等も詳しくご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせください。