ひび割れプリント(クラックプリント)とは?メリット・デメリットを徹底解説
古着屋さんに並んでいるプリントTシャツからは、新品のTシャツにはない独特なヴィンテージ感が漂ってきます。
漂うヴィンテージ感の要因のひとつは、なんといってもプリント部分のひび割れであり、経年により刻まれた味わい深いひび割れは、古着プリントTシャツの醍醐味と言っても過言ではありません。
これから製作するオリジナルTシャツも、何年も着用すればひび割れが起きて味が出てくると思いますが、そう何年も待ちたくない!という方には、ひび割れプリント(クラックプリント)がオススメです。
ひび割れプリントでオリジナルプリントTシャツを製作すれば、古着プリントTシャツのようなヴィンテージな雰囲気でカッコいいオリジナルTシャツを作ることができます。
今回は、他とはちょっと違うこだわりのオリジナルTシャツを作りたいという方には、一度試してもらいたい、ひび割れプリントの魅力や特徴をご紹介します。
- 目次
- ひび割れプリント(クラックプリント)とは?
- クラックプリントのメリット
- クラックプリントで使用するインク
- クラックプリントのデメリット
- ひび割れプリントのおすすめデザイン
- キラメックのひび割れプリント
- ひび割れプリントにおすすめのアイテム
- まとめ
ひび割れプリント(クラックプリント)とは?
ひび割れプリントは、別名クラックプリントとも呼ばれる、古着のようにプリントの表面が割れたインクを再現したプリント技法のことを指します。
1つの柄ごとに「版」という型を作り、インクをのせて印刷する、シルクスクリーンプリントという技法を使って印刷します。
プリントして乾燥させると、自然にひび割れを起こすクラックプリント専用のインクを使い、プリント後にプリント部分を引っ張ったり、洗濯したりすることで、よりリアルな古着感を再現することができます。
クラックプリントのメリット
せっかくTシャツに施したプリントにわざわざひび割れを入れるなんて意味が分からないという方も一定数はいらっしゃると思うので、ここからはクラックプリントのメリットと魅力を簡単にご紹介しようと思います。
比較的リーズナブルにプリントできる
シルクスクリーン自体が、その他のプリント方法と比べて比較的リーズナブルなため、この技法を使ってプリントするクラックプリントも他の特殊加工プリントに比べ、お値打ちな価格で印刷できるケースが多いです。
オリジナルTシャツ製作の予算は潤沢ではないが、なにか他とは違った一工夫を加えたいというときにオススメのプリント方法です。
ヴィンテージ風の仕上がりになる
クラックプリントの一番のメリットは、なんといってもヴィンテージ風のプリントを再現できることです。
プリント後にひびが割れることを想定して、アメコミっぽいキャラクターのイラストやロゴ・アルファベットをプリントすれば、古着Tシャツ風の雰囲気はより高まります。
ヴィンテージ風をあえて意識せずプリントしたデザインが、実際にひび割れしてみたら予想以上に味のある仕上がりになるというサプライズも起きるかもしれません。
1枚1枚異なった仕上がりになる
クラックプリントは、プリント後のひび割れ方が生地の種類や職人の引っ張り具合によって1枚1枚異なるので、デザインは同じでも雰囲気が微妙に異なるオンリーワンのアイテムを製作することができます。また、着用回数を重ねてお洗濯をし続けることでエイジングを楽しむことが出来るのも大きな魅力のひとつです。
クラックプリントで使用するインク
クラックプリント専用の白いインクに、カラーインクを混ぜてクラックプリント用のインクを作ります。
白色のインクの割合によって、ひび割れ方や色味が変わり、白色のインクが多いほど、ひび割れが目立ちやすくなります。また、カラーインクの色も影響し、アイテムのカラーよりもプリントカラーの色が濃い場合は、ひび割れ感が目立ちにくくなります。プリント後に熱処理を行うことでインクが硬化してひびが割れます。
クラックプリントのデメリット
ここまでクラックプリントのメリットをご紹介してきましたが、キラメックではクラックプリントを使ってオリジナルTシャツを製作したいとお考えのお客様にはクラックプリントのデメリットもしっかりと理解していただいたうえで、最終的な決断をしていただきたいと思っています。せっかく作るオリジナルTシャツなので、お客様には後悔のないように製作していただきたいと思います。
版代がかかる
本ページ内の序盤の項目でもご説明した通り、クラックプリントは1色ごとに「版」という型を作り、インクをのせて印刷する、シルクスクリーンプリントという技法を使って印刷します。
そのため、クラックプリントを使ったオリジナルプリントTシャツを製作する場合、製作費に一定の版代が計上されることになります。
ひび割れプリントの基本的な料金の考え方は以下になります。
・版代+(単価×プリントする枚数)
例えばキラメックでは、クラックプリントのオリジナルTシャツを1枚だけ製作したいという相談をお客様からいただいた場合、クラックプリントはオーダー枚数が少ないほど1枚当たりの製作料金が高くなってしまう傾向があるという旨をご説明します。
このような場合、キラメックでは、実際の風合いは多少劣るかもしれませんが、クラック加工をしたデザインデータを作り、インクジェットプリントを使用する方法だとお安く製作できるという旨をご提案しています。
クラックプリントを使ってオリジナルTシャツを製作する際は、版代や製作枚数についてもしっかり業者に確認をしたうえで、お客様のご要望とクラックプリントがマッチしているかという相談をすることを推奨いたします。
伸縮性のない生地には向かない
クラックプリントは、製作工程の最後に職人が手で伸ばしてプリントのひび割れを完成させるため、ある程度伸縮性のある生地でないと、美しいヴィンテージ風プリントに仕上がらない場合があります。
オリジナルTシャツ製作用のボディを選ぶ際は、クラックプリントを使用したい旨を業者に伝え、選んだTシャツに伸縮性があってクラックプリントに適しているかということを事前にしっかりと確認するようにしましょう。
ちなみに、キラメックでは、クラックプリントを使ってオリジナルTシャツを製作したいと希望されるお客様には、伸縮性のある綿素材のTシャツを推奨しております。
ひび割れが起きすぎるとプリントが剥がれやすくなる
プリントのひび割れを敢えて作って、ヴィンテージ風なデザインを楽しめるクラックプリントですが、ひび割れが起き過ぎるとプリントが剥がれやすくなり、剥がれ方によっては単純に劣化しているだけに見えてしまう可能性もあります。プリントをする前には、しっかり業者と打ち合わせをして、丁度良くひび割れが発生するようにインクの量を調整してもらうことを推奨します。
ひび割れプリントのおすすめデザイン
プリント部分に、古着のようなひびが割れを敢えて入れることで、味があるヴィンテージ感を表現することができるひび割れプリント。そんなひび割れプリントの効果がより顕著に表れる、オススメのデザインをご紹介します。
その1:シンプルなロゴ
まず一つ目は、大きくてシンプルなデザインのロゴです。
ロゴ自体のデザインはシンプルだとしても、ひび割れが入ることで、深みが増し、デザイン性がワンランクアップしたような印象を与えることができます。
その2:アメコミ風のイラスト
続いてオススメするデザインは、アメコミ風のイラストです。
多色インクでプリントした、アメコミ風キャラクターのイラストにひび割れが入ることで、まるで使い込んだ古着のように、ヴィンテージな雰囲気が漂う、味わいのあるオリジナルTシャツを製作することができます。
キラメックのひび割れプリント
キラメックでは、お客様のご要望に沿って質の高いオリジナルひび割れプリントTシャツの製作を随時承っております。
経験&知識豊富な専任スタッフが、新品なのに長く使い込んだようなヴィンテージ感の漂うひび割れプリントTシャツの製作をサポートいたします。
物販用をはじめ、ノベルティグッズやチームTシャツにもぴったりな、使い込む程に味が出るおしゃれな古着風Tシャツをお好みのデザインで製作することができます。
オリジナルアパレルグッズ専門店ならではの豊富な品揃えと15種類以上のプリント方法を駆使して、世界にひとつだけのオリジナルTシャツを製作いたします。
オリジナルTシャツ製作のことなら、キラメックになんでもお気軽にご相談ください。
参考サイト:キラメックアパレル:プリント・加工の種類
ひび割れプリントにおすすめのアイテム
既に前の項目でも触れておりますが、ひび割れプリントを使ってオリジナルTシャツを製作する場合には、ある程度伸縮性のある生地を使ったTシャツをボディに選ぶ必要があります。
キラメックで扱う豊富な商品の中から、ひび割れプリントにオススメのウェアをピックアップいたしましたので、製作の際に参考としてご覧いただければと思います。
半袖Tシャツ
キラメックでは、パーカーやスウェットといったTシャツ以外のウェアにもオリジナルひび割れプリントを施したオリジナル商品の製作を承っております。
オリジナルひび割れプリントをするボディとして特にオススメの8.4オンスのフーデッドライトパーカーは、シンプルな形状でコットン100%素材を使ったアメカジファッションの定番アイテムです。
長く使い込むことができる、作りがしっかりしている商品なので、着用回数を重ねるごとにオリジナルひび割れプリントと共に円熟味を増し、エイジングを楽しむことができます。
参考サイト:半袖Tシャツ SO-50713
8.4オンス フーデッドライトパーカー
キラメックでは、パーカーやスウェットといったTシャツ以外のウェアにもオリジナルひび割れプリントを施したオリジナル商品の製作を承っております。
オリジナルひび割れプリントをするボディとして特にオススメの8.4オンスのフーデッドライトパーカーは、シンプルな形状でコットン100%素材を使ったアメカジファッションの定番アイテムです。
長く使い込むことができる、作りがしっかりしている商品なので、着用回数を重ねるごとにオリジナルひび割れプリントと共に円熟味を増し、エイジングを楽しむことができます。
まとめ
ひび割れプリント(クラックプリント)の特徴や魅力についてご紹介しましたが、記載した情報が皆様のオリジナルTシャツ製作の参考として少しでもお役に立てれば幸いです。
キラメックでは、クラックプリントTシャツ以外にも、バリエーションに富んだ商品ラインナップと印刷方法を駆使して、経験&知識豊富な担当スタッフがお客様のオリジナルTシャツ製作を全力でサポートいたします。
オリジナルTシャツ製作に関するご相談は、キラメックまでお気軽にご連絡ください。