蛍光プリントとは?インクの種類やメリット・デメリットを解説
せっかくオリジナルTシャツを製作するなら、他とは違うおしゃれで目立つTシャツを作りたいと考えている方も多いかと思います。
目立つTシャツと一言で言っても、考え方は十人十色で様々な捉え方ができます。
このページでは、はじめてオリジナルTシャツを製作する方でも、目立つTシャツが比較的簡単に作れる方法のひとつ、蛍光プリントについてご紹介しようと思います。
おしゃれで目立つ、物販用TシャツやクラスTシャツを作りたいとお考えの方も参考にしていただければと思います。
蛍光プリントとは?
蛍光プリントとは、ビビットなネオンカラーの蛍光ラバーインクを使った、シルクスクリーンプリントのことを指します。
蛍光のラバーインクは、蛍光顔料を混ぜて作られるため、通常のラバーインクよりも彩度が高く発色が鮮やかです。黒地の生地にプリントすると、発色がより一層映えるので、蛍光プリントの特長を最大限に活かしたい方にはオススメです。
フルカラーや細かいデザインには向いていませんが、蛍光プリントは種類が豊富なので、特長を活かして上手く工夫をすれば、デザインが際立つ周りと一味違うTシャツを比較的簡単に作ることができます。通常のプロセスカラーや、金や銀などの特色と組みあわせてプリントしてみるのも面白いかもしれません。
蛍光プリントの種類
蛍光プリントとは、蛍光顔料を含んだインクを使ってTシャツやポロシャツなどにプリントする方法です。蛍光プリントは通常のプリントよりも鮮やかで目立つ発色ができますが、フルカラーや細かいデザインには向いていません。
以下はオリジナルTシャツ製作で使用されることが多い、主な蛍光プリントです。
蛍光プリントの種類
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- 蛍光顔料インク
- 水性の透明インクに蛍光顔料を混ぜたもので、白生地や綿素材に最適。風合いはとてもソフトで、色の濃いはっきりした蛍光プリントに仕上がります。
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- 蛍光ラバー転写
- 形状や設備的に2度掛けができないキャップなどに使用する方法。濃色生地にも蛍光プリント可能ですが、1色プリント限定です。
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- 蛍光クリア水性ラバー
- 透明ラバーインクに蛍光顔料で着色したもの。白生地限定ですが、ポリエステル素材のドライTシャツや撥水のジャケット類にもぴったり。ラバープリントで樹脂感がある風合いが特徴です。
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- 蛍光水性ラバー
- 着色用ラバーインクに蛍光顔料を加えて調色。着色用のラバーインクは白系のインクのため、発色は少し弱くなるが十分な濃度をキープ。撥水のジャケット類やポリエステル素材・濃色生地にも蛍光プリントが可能です。
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- 蛍光プラスティゾル
- 油性インクに、若干の白インクを混入して隠蔽性を持たせたもので、濃色生地にも蛍光プリントができる。厚膜プリントやナイロンの撥水布へのプリントも可能です。
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- 蛍光シリコン
- 厚膜でプリントする方法。シリコンプリント特有の光沢と蛍光色との相乗効果で独特の雰囲気を出せます。柔軟性があり粘着っぽい質感です。
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- 蛍光プラスティゾル
- 油性インクに、若干の白インクを混入して隠蔽性を持たせたもので、濃色生地にも蛍光プリントができる。厚膜プリントやナイロンの撥水布へのプリントも可能です。
蛍光インクの種類
オリジナルTシャツ製作の際に使用される人気の蛍光インクカラーとして、主に以下の6色が挙げられます。
オリジナルTシャツ製作で人気の蛍光インクのカラー
- 蛍光ブルー
- 蛍光グリーン
- 蛍光イエロー
- 蛍光ピンク
- 蛍光オレンジ
- 蛍光レッド
蛍光インクのみを使って、広範囲にプリントしたオリジナルTシャツだと、見た目がどうしてもチープになってしまうため、アクセントとして部分的に使用すると、とてもセンス良くオシャレに仕上がるのでオススメです。
蛍光プリントのメリットとデメリット
蛍光プリントのメリットは、通常インクよりも彩度が高く、鮮やかでインパクトの強いデザインに仕上り、周りと一味違うオリジナルTシャツを簡単に作れるということです。
プリント部分が目立ち、自然と注目が集まるので、プリントデザインが主役のオリジナルTシャツに仕上ります。
フルカラー表現ができないという、蛍光プリントのデメリットはありますが、アクセントとして上手に蛍光プリントを使って、アーティストの物販グッズなどの用途でオリジナルTシャツを製作すれば、インパクトがあるオシャレで個性的なTシャツに仕上げることができるのでオススメです。
蛍光プリントは体に悪いのがデメリット?
蛍光プリントは身体に有害というイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、結論から言いますと、そこまで健康被害の心配をする必要はありません。
確かに蛍光プリントに使われるインクや顔料には、人体や生物に有害であり、肌や目に触れると刺激やアレルギーを引き起こす可能性があるUVインクや、発癌性のあるカーボンブラック、シックハウス症候群や発がん性物質が含まれるホルマリンを含んでいる場合もあり、実際に皮膚炎などのトラブルにつながったというケースも過去にあるのも事実です。
ただ、現在主流となっている蛍光インクはホルマリンを使用しない蛍光顔料など、安全性を考慮したインクが主流となっているため、人体に悪影響があるインクを使用している業者は全くと言っていいほどありません。どうしても心配な場合は、使用するインクの詳細や人体への影響などを事前に業者に確認してみることを推奨いたします。
キラメックアパレルの蛍光プリント
蛍光プリントは全く同じデザインだとしても、プリントする素材によって色味が変わる場合があります。
キラメックアパレルでは、経験&知識豊富なスタッフがプロの視点で、お客様のご要望に沿った最適な蛍光プリントと、プリントに合う素材のTシャツをご提案することで、満足度の高いオリジナル蛍光プリントTシャツを製作いたします。
おしゃれでセンスが良いオリジナル蛍光プリントTシャツを製作したいとお考えの方は、お気軽にキラメックアパレルの担当スタッフまでご相談ください。
まとめ
蛍光プリントは、他とは違う個性的なオリジナルTシャツを製作する際に有効な印刷方法ではありますが、誤った使い方をすると、チープになったり格好悪い仕上がりになってしまう可能性があります。
蛍光プリントを使用する場合は、Tシャツ全体に蛍光色でプリントするというよりは、部分的にアクセントとして使用するとインパクトがありつつ、センスの良いおしゃれなオリジナルTシャツを製作することができるのでオススメです。
自分たちで考えたデザインを、第三者である業者にも確認してもらい、相談をしたりアドバイスをもらいながら反映していくことで、より完成度の高いオリジナルTシャツを製作することが出来るはずです。
キラメックアパレルでは、Tシャツ製作に関するお客様からのご質問やご相談を常に承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。