推し活のためのオリジナルTシャツはどうやって作る? ポイントや注意点を徹底解説
アイドルや俳優、アーティストなどの芸能人や、アニメや漫画キャラクターに対する熱狂的なファン活動を指す『推し活』という言葉が昨今流行っています。オリジナルグッズ製作を得意とするキラメックでも、そんな推し活用アイテムをお作りさせていただく機会が多くあります。
そこで今回はそんな推し活グッズの中でも人気があり、また作るのも比較的手軽な『推し活Tシャツ』にスポットを当て、製作ポイントや注意点をご紹介してみたいと思います。
- 目次
- 推しTシャツとは?
- 推しTシャツの作り方
- 自作が難しい場合やハイクオリティな推しTを作りたい場合は業者に依頼するのがおすすめ!
- 推しTシャツを作る際に押さえておきたいポイント
- 推しTシャツを作る際の注意点
- まとめ
推しTシャツとは?
「推しTシャツ」は、いわゆるオタクカルチャーのファンが愛するアイドル、アーティスト、キャラクターなどの「推し」に関連したデザインがプリントされたTシャツのことを指し、ひと昔前だと「痛Tシャツ」と呼ばれたりもしていました。
これは推しの応援やコミュニケーションの一環として制作・着用され、ファン同士の親近感を高める要素があります。推しの写真やイラスト、キャッチフレーズなどがTシャツにデザインされ、ライブやイベントで着用されることが一般的です。
推し活Tシャツは、個々の推しに対する愛情表現や応援の意志を示すアイテムとして、特にファンコミュニティ内で人気があります。これを身に着けることで、共通の趣味や応援対象を共有するファン同士が交流しやすくもなりますし、推しの活動をより一層サポートする手段となっています。
推しTシャツの作り方
推しTシャツを自分で作る方法も昨今では様々なものがありますがその中でも、アイロンプリント、シルクスクリーンプリント、手描き、の3つが代表的な方法になります。それぞれ以下に詳しくご紹介いたします。
アイロンプリント
1.Tシャツ用のアイロンプリントシートは手芸屋さんや大型家電量販店、また昨今では100円ショップなどでも簡単に手に入りますので、まずそれを買ってきます。
2.Tシャツにプリントしたいデザインをパソコンで作成します。
3.アイロンプリントシートに記載されている手順に従って作成したデザインをプリントします。
4.Tシャツを平らに伸ばし、デザインを入れたい部分を確認したらそこにプリントしたアイロンシートを被せます。
5.アイロンを高温に設定し、一定の圧力と時間でデザインをTシャツに転写します。
6.冷ましてからアイロンシートをゆっくりと剥がすと、シートにプリントされたデザインがTシャツに残ります。
7.最後に、Tシャツを裏返して裏地からもアイロンをかけ、プリントの耐久性を向上させます。
これで手軽に自分だけの推しTシャツの完成です。
アイロンプリントは費用や手間が比較的抑えられる上にフルカラーデザインもプリントできますが、その一方で、正直なところ耐久性はそれほど高くありません。そのため一日限りのイベントに推しTシャツを着たい場合などに適しています。
シルクスクリーン
アイロンプリントよりももう少し本格的なしっかりとした推しTシャツを作りたい、同じデザインの推しTシャツを何枚も作りたい、なんて方はシルクスクリーンプリントがおすすめです。ただしシルクスクリーンプリントはその分、必要となる材料や手間も多くなります。
材料は、プリントするTシャツ、フォトフレームやコルクボードの木枠、シルクスクリーン用メッシュ、ガンタッカー、カッティングシート、カッターナイフ、スキージー(ヘラ)、アクリル絵の具、マスキングテープ、厚紙、アイロン、ドライヤーです。
ひとつひとつ材料を集めるのが面倒に思う方もいらっしゃるかと思いますが、最近ではTシャツにプリントする用のシルクスクリーンのキットも販売されていますので、そちらを購入してしまえば材料を集める手間も省けます。
それではシルクスクリーンの手順に入ります。
1.カッティングシートにデザインをプリント、もしくは手描きします。
2.カッターでカッティングシートのデザインを切り抜きます。
3.シルクスクリーン用メッシュを、木枠より少し大きめにカットします。
4.木枠にシルクスクリーン用メッシュを、出来るだけたるまないようガンカッターで張ります。
5.デザインを切り抜いたカッティングシートを、木枠に張ったシルクスクリーン用メッシュに綺麗に貼り付けて版を作ります。
6.厚紙の上にTシャツを綺麗に広げ、プリントしたい部分に5で作った版を置きます。
7.版にアクリル絵の具をのせ、スキージーで上下左右に丁寧にまんべんなく伸ばします。
8.版をゆっくり持ち上げて取り、印刷した部分をドライヤーで乾かします。
これでシルクスクリーンプリントによる推しTシャツは完成ですが、よりデザインを定着させたい場合はインクがしっかりと乾いてからアイロンをかけると良いでしょう。
シルクスクリーンプリントはうまくいけば市販されているTシャツとも遜色のない仕上がりになりますが、上記の方法は、単色デザインのみとなります。
複数の色をデザインに使いたい場合、その色数分だけ版を作る必要があり、それだけ難易度は上がります。
手描き
絵を描くのが好きな方であれば、直接Tシャツに手描きするというのもひとつの方法ですし、やりがいは非常にあります。
昨今では100円ショップなどでも布地に直接描く用のペンなども売られていますし、お洗濯をしても落ちにくい絵の具やクレヨンなども意外と簡単に手に入りますのでそれらを利用し、また下描きには水で消えたり、時間経過と共に自然と消えるチャコペンを使うと良いでしょう。
さらにデザインによってはマスキングテープなどを利用すれば、より仕上がりますのでおすすめです。
ただし、布用として販売されているペンや絵の具は、綿素材を対象しているタイプが多いため、ポリエステル生地などのTシャツを使いたい場合は注意が必要です。
また、布用のペンや絵の具を使って文字や絵を描くというのは、紙に描くのは感覚がだいぶ違いますので、まずはいらない布などを使って軽く練習してみると良いかと思います。
自作が難しい場合やハイクオリティな推しTを作りたい場合は業者に依頼するのがおすすめ!
自作をしている暇がない、不器用なため自信がない、市販されているようなクオリティの高い推しTシャツを作りたい、なんて方はやはり、専門業者に依頼するのが一番かと思います。
弊社キラメックでもオリジナルTシャツ製作は承っており、画像データや手描きデータでもご注文は可能です。また一色からフルカラーまで、色数やデザイン、ご予算に合わせた製法で作成できますし、本体となるTシャツの種類も豊富なラインナップから選べるのも大きな利点です。
キラメックを含め、多くの業者では市販されるTシャツの製作も普段から請け負っているため、その技術を使うことでハイクオリティな推しTシャツを作ることが可能です。
推しTシャツを作る際に押さえておきたいポイント
推しTシャツをオリジナルで作る際に押さえておいたほうが良いポイントを、ここでいくつかご紹介いたします。
作りたいTシャツのデザインをイメージしておく
まずTシャツに入れたいデザインをどんなものにするのか、それを具体的かつ明確にしておくことが重要です。そうすることで製作プロセスがスムーズに進み、理想的なTシャツを作り上げることができます。
デザインの要素や配色、配置をしっかりと決めておくこともそうですが、Tシャツの目的や着る人の好みに合わせてデザインを調整することも大切です。さらにサイズにも考慮し、デザインが映えるようTシャツを選ぶことも必要だったりします。
最終的なデザインを明確にイメージすることで、より完成度の高いオリジナル推しTシャツに仕上げることができます。
イラストの質感はプリント方法で決まる
上で紹介したように、推しTシャツの作成を業者に依頼する場合、プリントの質感にまでこだわることが可能です。
弊社キラメックでも可能な製法を一部、ご紹介いたします。
シルクスクリーンプリント
オリジナルTシャツの代表的な製法がシルクスクリーンプリントです。
上記したようにシルクスクリーンプリントは材料を揃えさえすれば自宅でも出来ますが、それでも慣れないうちは失敗することもありますし、そもそも手間がかかります。
しかし業者に依頼すれば、2色や3色デザインでも、市販されているTシャツと同等に仕上げることが可能です。
ただしこの製法の場合、色数分だけ版を作る必要がある関係上、作る枚数が少ないと料金はやや割高になるため注意が必要です。
インクジェットプリント
こちらもオリジナルTシャツの製法として一般的です。
家庭用のインクジェットプリンターと同じ仕組みで、Tシャツに直接インクを吹きかけて印刷していくため版が不要な上、色数に制限がなく、グラデーションやカラー画像を使用したデザインなども対応可能です。
そのため小ロットでも比較的安い料金で製作注文することができます。
刺繍
オリジナルの推しTシャツに、より特別感だったり高級感を持たせたい場合、刺繍というのもひとつの手です。
これも技術のある方だったら可能な製法ではありますが、やはり難易度は高く時間もかかりますが、業者であればそういった手間も必要ありません。
キラメックでも承ることはありますが、プリントTシャツと違って刺繍の場合、ワンポイントで胸や袖にデザインを入れるのが一般的です。また前面や背面にはプリントで、袖には刺繍でロゴなどを入れるというケースもあります。
業者へ依頼するとそういった複雑な注文も快く対応してくれるため、予算に余裕がある場合はおすすめです。
Tシャツ本体にもこだわる
入れるデザインやその方法以外に、どんなTシャツを本体に使うかも重要です。
一般的なTシャツは綿素材のものが多いですが、その中でも厚みは様々で、下着のような薄手のものから、スウェット生地に近い厚手なものまで存在します。
またスポーツ用として人気の高い吸汗速乾性に優れたポリエステル生地のTシャツもありますし、カラーバリエーションも非常に豊富なため、プリントするデザインに合わせたTシャツ本体をきちんとこだわることで、他と差をつけられる推しTシャツになるかと思います。
推しTシャツを作る際の注意点
推しTシャツというのは、推しの対象となるアイドルやアーティスト、またキャラクターがいることで成立するアイテムですが、それが故に、作る際の注意点がいくつかあります。ここでその注意点をいくつかご紹介いたします。
写真・イラスト・ロゴを許可なく使用しない
推しTシャツを作る際、著作権には細心の注意が必要です。
無断でアイドル・俳優・アーティスト等の写真や似顔絵、またアニメ・漫画キャラクター、さらに企業ロゴを使用すると著作権侵害になり、法的な処罰の対象となります。特に推しTシャツを商品として販売する場合、肖像権やパブリシティ権の侵害となります。
<著作権法には私的使用の例外がありますが、これは解釈が難しく、個人で楽しむ範囲に限ることが重要です。
十分な注意が必要なことを理解し、合法的な手続きを踏んで楽しむことが大切となります。
歌詞や台詞を許可なく使用しない
写真やイラスト以外に、実は歌の歌詞や映像作品内の台詞、また小説などにも著作権はあります。いくら推しだからと言って、すでに存在している曲の歌詞や好きな小説の一節を推しTシャツにプリントすることは著作権の侵害となります。
そのため上で紹介している写真やイラスト、ロゴも同じですが、堂々と使用したいのであれば著作権者から許可を得る必要があり、これを怠ると法的な処罰の対象となる可能性がありますので、ご注意ください。
完全オリジナルのデザインでもルールを守って製作する
上記したような著作権侵害にあたるデザインの場合、オリジナルプリントの業者も注文を受け付けないことがあります。ただし、業者によってその線引きは違ってきます。
たとえば弊社キラメックの場合は以下のようなガイドラインを設けています。
■小ロットであること
基本的には5枚程度までとさせていただいております。物販用として販売してほしくない、という意味がございます。ただし色違いやナンバリングデザイン等での例外もございますので、詳しくはお問い合わせください。
■デザインデータはお客様製作である
推しTシャツの場合、キラメックではデザイン作成を承ってはおりません。
デザインデータはお客様のほうでご用意いただくようお願いしております。
■公式のロゴや原画をトレースしたデザインでないこと
上でも紹介しておりますが、公式ロゴやアイドルの写真、漫画・アニメキャラクターの画像をそのままデザインに使用されている場合、受付不可となります。ご注意ください。
まとめ
というわけで今回は推しTシャツの製作に関してご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
特に推しTシャツ製作における注意点においては、線引きが曖昧な部分もありますので、ご質問やご相談、疑問点がある場合にはお気軽にお問い合わせいただければと思います。
キラメックではTシャツ製作において、長年の経験と豊富な実績がございます。どんなお問い合わせでも丁寧かつわかりやすくご案内し、素敵なオリジナルTシャツをお作りさせていただきますので、お任せください。
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